ゆるり 読書感想ブログ

主に読んだ本の感想を書いています。

まじめの罠 勝間 和代

最近朝と夜の寒暖差が激しいですね。

 

さて、また勝間さんの本の紹介です。

Kindle Unlimitedの読み上げ機能を使って読みました。

 

昨日紹介したズルい仕事術と通じるところがあるのですが、

この本のポイントは

与えられたことに疑問を持たずに従うことは危険である

ということだと思いました。

 

例としてナチス・ドイツの話やミルグラム実験という

権威者に命じられて他人に電気ショックを与える実験などが

挙げられていました。

 

まじめの罠とは勝間さんの造語で、

何かに対してまじめに、まじめに努力した結果、自分を、

あるいは社会を悪い方向に導いてしまうリスク

と定義されています。

 

最近では「まじめ」という言葉を使うとき、必ずしも

褒め言葉でないことも多いと感じます。

 

「なるほど!」と思ったことは以下の3点です。

1.まじめに頑張っていても成果が上がらないと不満感が募り、

自分を正当化するようになり、まわりに対して攻撃的になる

2.まじめな人は完璧主義なので、PDCAサイクルを回すという

発想がない

3.常に別解を探すクセをつけることが大事

 

親や教師、上司、権威者に従うのは当たり前とか

100点を取るためにはどれだけ時間をかけても良いとか

いう価値観は、小さい頃から刷り込まれてきたように感じます。

 

社会に出て、色々な疑問を持つことはあっても、

やっぱり上に従うのは当たり前だと私自身思っていました。

 

なので、常識や当たり前と思ってきたことを疑うというのは

確かに大事だと思いました。

 

努力すればそれで良しではなく、やはり成果は出さないといけないし、

効率よく動くということもとても重要だと再認識しました。

 

私にとっては少し難しい内容でしたが、勉強になりました。

勝間さん、いつもありがとうございます!